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私たち「たまな商店」のオフィスがあるクオリティソフト㈱の本社社屋の裏側には海が広がっていて、崖下にはまるでプライベートビーチのような浜辺があります。
そこは「五色ケ浜」といい、碁石のような石がころがっている浜辺で、何層にも折り重なった地層を見ることができます。

地層というのは、川で削られた土砂が海に運ばれ、流れの穏やかなところに溜まり、それらが長い時間をかけ押し固められて積み重なって出来ています。
ここの地層は約1600万年前、それが目の前にあるってすごいですよね。
ということで、さっそく探検に行ってきました!

足元の岩を見ながら歩くと、「生痕化石(せいじょうこんかせき)」というのがあります。
これは、海の中の生き物が這った跡だそうです。

これは、生物の巣穴の跡です。こうしてハッキリと残っているって不思議ですよね。

すごい!と思ったのは海洋プレートのズレによって地震がおきるのですが、そのズレた跡がハッキリと残っているということです。

これがプレートのずれた跡だそうです。
この時に地震がおき、その影響で地面が高く盛り上がり陸地になったということなので、今私たちが住んでいる場所は元々は海だったと予想されるそうです。
こうして何万年も前の地震のあとでさえも地層に記憶されているんですね。

五色ケ浜から、西側に5分ほど歩くと「ジオパーク」に指定されているシガラミ磯というところがあります。
ここでは、大きくて分かりやすく残っている化石燃料の木炭が見ることができます。

私はわかりますか?
これも約1600万年前の木が長い年月をかけて圧などで変化し「木炭」になっています。

このようにハッキリと残っているのは珍しく、歴史的にも貴重な物なので、掘り出して持ち帰らずに目や写真におさめて帰って下さいね。

この場所は、五色ケ浜から西側に道沿いをぐるっと回ってきたようになるんですが、石や地層を見るとさきほどの五色ケ浜と昔は繋がっていたそうです。

この場所の足元の岩にも、「生痕化石」があるので探してみて下さいね。
ただ、台風や地震の影響で崩れかけてる場所があり危険なので長居は禁物です。周囲には十分に気をつけながら、無理をしすぎないように楽しんで下さい。

ジオパークは「地球・大地」を表すジオと「公園」を表すパークを組み合わせた言葉で、和歌山県の南紀熊野には、特徴的な岩や地形がたくさんあります。

車などで通り過ぎている場所や土地を探検して、今まで気づかなかった景色に出会い、知らなかった歴史や文化にふれることができます。

他にも串本にある橋杭岩など、色々な地域で楽しめます。ただ見ているだけの景色だったものが、新たな発見でまた違った見え方になりますよ。

今回の探検では、和歌山県白浜町富田の小学校教員を勤められてた十河崇さん(下記写真・右端)に案内をしてもらい色々とお話しを聞かせて頂きました。
子どもたちも一緒に行ったのですが、興味深々で聞いていましたよ。
小学生低学年には少し難しい話しもありますが、調べると奥深くこれから夏休みの自由研究には、もってこいだと思います。

クオリティソフトで運営している宿泊施設「INNOVATION SPRINGS」にご宿泊のお客様でご希望の方がいれば、もしかしたら十河さんが案内してくれるかもしれませんよ。希望される方は、INNOVATION SPRINGSに問い合わせてみてください。

ただ1つ、濡れても大丈夫な滑りにくいスニーカーなどの靴で行くのをおすすめします。私は、クロックスで行ってしまい靴に石が入ってきてとても歩きにくかったです・・・。
夏休みに海水浴もいいけれど、このような場所もおすすめです。

五色ヶ浜

住所:〒649-2333 和歌山県西牟婁郡白浜町中
地図:https://goo.gl/maps/kvtc4TsqxZoG3skK6(Googleマップ)

INNOVATION SPRINGS(イノベーションスプリングス)

住所:〒649-2333 和歌山県西牟婁郡白浜町中1701-3
地図:https://goo.gl/maps/v4Hr8xQR8PoxFSrn6(Googleマップ)


レポート:あやこ
たまな商店のスタッフとして日々お客様とのやりとりを楽しみながら、紀伊民報地域ママさんレポーターとしても活躍中!