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暦の上では「小暑」(しょうしょ)夏至から徐々に、日は短くなるものの、一気に気温が高くなり日差しが強まります。梅雨の湿気と暑さが入り混じり蒸し暑さを感じやすく、「暑湿」が肌肉に溜まることでだるさや疲れを感じる人も増えてくる頃かと思います。

今回は夏バテする前に一手を打ちたい人へ、トマトと梅干の玄米ごはんのレシピを紹介させていただきます。

夏に摂りたい赤い食材。
夏は五色で言えば「赤」、薬膳ではトマト・赤ピーマン・スイカなどの赤い食材が夏の体を助けてくれます。


この赤い色素の正体は「リコピン」です。リコピンには抗酸化作用があり、紫外線を浴びることで発生する活性酸素によるダメージ、体が「錆び流」のを和らげてくれます。ですので、夏場は赤い食材を積極的に採ることをおすすめします。

中でも旬のトマトは「解暑」と言って、体の熱を取り去る効果があり暑さによって引き起こされる高熱・顔が赤くなる・イライラ・のぼせなどの症状を和らげてくれます。またトマトの水分量は全体の94%も占め、「生津」「止渇」の効果があり、汗のかきすぎによって脱水症状になるのを防いでくれます。

夏バテ防止や熱中症予防の観点からも、トマトを積極的に摂ることをおすすめします。

疲労回復には酸味を上手に利用しましょう。
古来より梅干しは家庭の「常備薬」として、日本人に親しまれてきました



『医心方 食養編』には「気を下ろし、熱と腹が張って苦しい症状を除き、心臓を鎮め、下痢を止め、唾液の過多や口の乾燥を止める。」(途中省略)などという風に書かれています。
梅干しに含まれるクエン酸が疲労回復を助ける以外にも、クエン酸以外の有機酸は食欲増進、整腸作用などの効果を期待でき、妊婦のつわりや食あたりによる下痢止めとして昔から使われてきました。

薬膳的には「収斂」効果があり、汗のかき過ぎによる夏バテを防止してくれます。

食材の薬膳的効能


トマトと梅干の玄米ごはん

材料

玄米       … 2合
トマト      … 1個
梅干       … 2個
ミョウガ     … 千切り

作り方
手順① 玄米を浸水させておく。く
手順② トマトに十字に包丁を入れ、ヘタを取る。
手順③ トマトと梅干二つを炊飯器に入れて炊く。
手順④ 茶碗によそい、ミョウガの千切りをのせて完成。

トマトからたくさん水が出るため、通常の水分量ではベチャベチャに炊き上がってしまいます。
炊飯器の内鍋の2合分の水位線に合わせて水を入れたら、そこから100cc分の水を抜いてください。


田村 英子 EIKO TAMURA

2010年 東京薬科大学薬学部卒業
・薬剤師
・国際中医薬膳師(北京中医薬大学薬膳課卒業)
・「カラダを変える12か月の薬膳」主宰
大学卒業後3年間は調剤薬局に勤務した後、東洋医学の世界に可能性を感じ飛び込み。
漢方相談薬局の老舗「東西薬局」に就職、中医師・菅沼栄、林建豫先生などに師事し中医学を学ぶ。
その後、帯津三敬塾クリニックで漢方・森田療法・ホメオパシー・気功を用いた癌や精神疾患の患者のケアに関わりより広い統合医療を知る。統合医療学会の企画運営や薬剤管理責任者として従事する。
現在、漢方養生堂、富士堂に所属。
カウンセリングで多くの患者と向き合う中、漢方を飲む以前の食習慣を含めた生活習慣の問題をどう立て直し、定着させるかがずっと課題で、本人に納得してもらい、自立して健康管理をしていくために「カラダが変わる12か月のズボラ薬膳」を主催する。