食料生産を有機栽培に転換していき、私たち一人ひとりの食料消費の意識を変えることで、どのようにSDGsに関連するのか?
IFOAM ORGNIC INTERNATIONALの「有機農業が達成に貢献できる」の抜粋・要約です。(目標12)
有機農業が達成に貢献できるSDGs
- 目標2:飢餓をゼロに
- 目標3:すべての人に健康と福祉を
- 目標6:安全な水とトイレを世界中に
- 目標12:つくる責任つかう責任
- 目標13:気候変動に具体的な対策を
- 目標15:陸の豊かさも守ろう
有機農業の実践へ転換することには、土壌、水、空気などの天然資源の有効利用に多くの利点があります。
例えばデンマークでは、公共機関で提供されている食料の60%を有機にすると国が発表しています。デンマークでは、2020年までに有機農地を倍にする目標も掲げていて、持続可能な食料生産、ひいては持続可能な食品の消費に多大な貢献をすると考えられています。(つくる責任)
私たちは数百万人を養うことができる分の食料を捨てています。果実や野菜の重量や見た目を重視する基準や不十分な保管や流通システムにより食料を失っています。(行き過ぎた賞味期限管理による、まだ十分に食べられる食品の廃棄も…)
この点について、色々な角度から行動を起こすことができます。
例えばフランスでは、スーパーマーケットが食料を捨てることを禁止されており、食料生産の時点で収穫後のロスの減少に投資ができるようになってます。
食料生産の真のコストについて、意識を高める必要があります。なぜならこの意識があれば、食料の小売や消費段階での浪費(食品ロスの約半分は家庭から出るという試算もあります)を減少させるのに大きな役割を果たすと考えられるからです。(つかう責任)
※()内は付け足しました。