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こんにちは!ビューティーフード協会代表の室谷真由美です。

今年の5月の末からオーストラリアに初めて行き約2ヶ月半、南オーストラリア州のアデレードに滞在しておりました。
ここの場所を選んだ理由は、お友達が住んでいるからなのですが、日本人がほとんどいない街でもあることからそんな点もいいなと思って選びました。

観光となると、大都会や、有名なリゾート地などを選びがちですが、私自身、元々、ここ15年前からは観光が旅の目的ではなく、ヴィーガン事情を視察しにいくことが最大の目的なので、どこに行っても観光をすることがほぼありません。

アデレードも、観光しにくる場所というよりは住む場所という感じで、だからこそ、食にスポットを当てやすく地元の人が日常的によく食べるものをより選べる環境でもありました。



ファーマーズマーケットが日曜日に開催されており、ヴィーガンは当たり前にたくさんありました。
もちろん、どこの飲食店もヴィーガンがあったり、ヴィーガンオプションと言ってメニューに対応できるようになっています。

日本で大変なのは、旅先など、普段いかない場所でヴィーガンを探すのはかなり困難なことです。 地方などでは、ほぼないのが現実です。

でも、ここオーストラリアではヴィーガンに困ることがなく、その点も快適に暮らせるメリットでもあります。

2ヶ月半の滞在で約300件のお店を新規開拓しました!!

ヴィーガン専門店も多いですし、メニューのほとんどがヴィーガンやベジタリアンであるお店も多いです。
アイスクリームショップに行っても、必ずヴィーガンメニューがあったり ドーナツやケーキやパン屋さんも、ヴィーガンが選べます。

フードコートにもヴィーガン専門店が入っていたり、普通のスーパーにも、たくさんのヴィーガンやグルテンフリーなど、本当にたくさん商品が目につきます。

そしてカフェ文化が根付いており、早朝から朝食で人と会うというのが日常になっている感じです。
しかも、こちらのカフェは朝は早くから営業していますが、14時半に閉店してしまうところがほとんど。
ですので、ランチも遅めに食べることができないのです。
14時からカフェに入ろうとしてもラストオーダー終わっていますから、お茶することすらできません。

カフェではなく通常のレストランも、

・11:30~14:30
・17:30~21:00

このような営業時間なので、日本では15時がティータイムなイメージですが、アデレードだと、15時にはお茶することろがどこもないのです。

市内から少し離れた海沿いに滞在していたため、午前中にオンラインミーティングをして13時に家を出たら、市内のお店に到着するのは14時半近くになっていて、先日それでランチを食べ損ねました。
カフェすら空いてなくて、休憩する場所を探すのも一苦労です。

また、メニューを見て、

・コーヒー
・カフェラテ
・カプチーノ

というように書いてあれば当然、「コーヒー」がブラックコーヒーだと思いますよね?
こちらでは、コーヒーをオーダーすると、カフェオレが出てきます。
「アイスコーヒー」とオーダーすると、カフェオレにアイスクリームがトッピングされたものが出てきます。

これは、最初に気が付かない相違点すぎて「私、これ、オーダーしてない」と思ってしまう事件です。笑

こちらでブラックコーヒー、ドリップコーヒーをオーダーしたいときは、「ロングブラック」というメニューがありそれがいわゆるコーヒーになるのです。

海外に行くと、そういった、常識が常識でなくなるところも、醍醐味ですよね。


「ハリッサ」は北アフリカの国チェ二ジア発祥の唐辛子を使って作るペースト状の調味料です。
今回は材料にトマトピューレをプラスして、まろやかな辛さとコクのあるハリッサを作りました。

厚めに輪切りしてグリルした茄子の上に、アヒージョ風にオリーブ油とニンニクたっぷりで炒めたキノコのマリネをのせた冷たいおつまみメニューです。

★ハリッサソース材料

赤パプリカ(種とヘタを取る) … 300g / 鷹の爪(種を取る) … 4本 / にんにく粗みじん … 30g / トマトピューレ … 180g / クミンパウダー … 6g / コリアンダーパウダー … 6g / スモークパプリカパウダー … 6g / キャラウェイシード … 3g / 塩 … 9g / 水 … 200cc / キビ砂糖 … 9g / オリーブオイル(炒め用) … 45g / オリーブオイル(仕上げ用) … 10g

★冷製キノコのマリネ
エリンギ … 60cc / 白醤油 … 1パック / ブナシメジ … 1パック / シイタケ … 1パック / 塩 … 適宜 / にんにくみじん … 適宜 / 粗挽きブラックペッパー … 適宜 / イタリアンパセリ … 飾り

★焼き茄子
米茄子輪切り(4cm厚さくらい) … 2枚 / 塩 … 適宜 / オリーブオイル … 適宜

作り方

手順① 赤パプリカはざく切りにする。
手順② 鷹の爪は少量のぬるま湯に浸けてふやかしておく。
手順③ フライパンにオリーブ油を入れ、赤パプリカ・ニンニクを加えて中弱火で蓋をしてじっくりと炒める。
手順④ 鷹の爪を加えて炒める。
手順⑤ トマトピューレ・スパイス・塩・キビ砂糖を加えて一煮し、粗熱が取れたらミキサーかフードプロセッサーに入れて回し、ペースト状にする。(熱いと回すときに吹き出すことがあるので要注意)
手順⑥ ペーストをフライパンに戻し、好みの濃度まで少し煮詰める。
手順⑦ できあがったら深めの皿か瓶に移し、冷めたら表面にオリーブ油を垂らす。
手順⑧ キノコのマリネと焼き茄子は前日に作っておいて冷蔵庫で冷やしておく。

カリッと焼いたパンと一緒に、ハリッサを付けてお召し上がりください。

レシピ製作:みつや しろう


室谷 真由美 Mayumi Muroya

「モデル・ビューティーフード研究家」として、体の中からキレイになれる食を追求し、セミナーや各種講演・プロデュース商品などを手がける。

マクロビオティック・ベジタリアン・VEGANなお店を全国~海外規模で開拓し、2,400店舗以上食べ歩いたレポをブログにて紹介中。 ビューティーフード協会を設立し、ヴィーガにゃグルテンフリーに特化した資格講座を開講している。国際文化美容理容専門学校にて「ビューティーフード」が栄養学科目として新設され、毎年700名の生徒を対象に授業を実施。
その他、様々なイベントにてゲスト出演でのトークショー、講演会、セミナー、料理講師、 また、モデルや女優としてCMなどでも活躍中。メニュー監修や・飲食店プロデュースなども行っている。

著書
「東京ダイエットグルメ ~食べて安心・キレイになる~ 」 TBSサービス出版
「塩麹ではじめる キレイ生活」 三笠書房出版 塩麹レシピ本
「ファスティングバイブル」 全レシピ監修  キラジェンヌ出版

コラム
室谷真由美 オフィシャルブログ  http://ameblo.jp/mayucafe/
室谷真由美 オフィシャルサイト  https://muroyamayumi.com/
ビューティーフード協会公式サイト  http://beautyfood-life.com/


みつや しろう Shirou Mitsuya

国内最大規模の外国人宿泊施設食堂料理長を長年務め、世界各地の料理に精通。2018年にBuddha Bowlに出会い、ヴィーガン・プラントベースの料理を作り始める。

以降、ヴィーガンレトルトキーマカレーのメニュー開発・販売、プラントベースメニュー開発等を通じて、ヴィーガン・プラントベース食の機会の販売促進に携わる。得意分野はヴィーガンエスニックメニュー。
現在は、東京ビジネスサービス株式会社フードサービス本部 野菜本部長。

みつや しろう インスタグラム https://www.instagram.com/shiroumitsuya/

室谷真由美のビューティーフードライフ