段々と春めいて過ごしやすい季節になって来ましたね。
冬によく頂いていた春菊もそろそろ旬が過ぎてしまうので、春のお野菜が並ぶ前に今年最後の春菊のお料理を楽しんでおります。

 

春菊と言うと、お鍋に入れるどことなく脇役的なイメージが強くありますが、生のまま頂いてもしゃきしゃきして、そのままあの独特のほろ苦さや香り(胃腸の働き、自律神経を整える作用があります)を楽しむ事が出来てお気に入りです。

 

春菊の栄養価について簡単にまとめておきますと、
抗がん作用、抗酸化作用のあるBカロテンは、小松菜やほうれん草を上回る程、菜っ葉類では一番の含有量であり、体内でビタミンAに変わり、髪や肌を美しく、視力回復や呼吸器系統を守る働きがあります。
骨を丈夫にするカルシウム、マグネシウム、リン、鉄分、ミネラルも豊富に含まれており、骨粗しょう症予防に。
カリウムは浮腫みや高血圧予防にもなり、美容と健康維持の為に、是非ともご高齢の方や女性に積極的に摂って頂きたい食材なのです。

 

今回は春菊をジュノベーゼにした冷製パスタを作ってみました。
普段から野菜を沢山摂りたい時や乾燥している時などには、ブロッコリー、大葉などのジュノベーゼをよく作っておりますが、エキストラヴァージンオイルでも勿論良いのですが、そこへレモンフレーバーオイルを使うと味が引き締まり、これからの季節に爽やかに召し上がって頂けますよ。

使用したのはMonteidaのレモンフレーバーオリーブオイルです。

 

美容に効く春菊のジュノベーゼソース

 

ジュノベーゼソースは、パスタに絡めるだけでなく、白身魚やお肉のソースにも使えて、簡単に作れますし、彩りも良く栄養価も高い万能ソースになりますので、とても使い勝手が良いですね。
是非、皆さんも作ってみて下さいね!

 

今回のレシピ「春菊のジェノベーゼ冷製パスタ」

材料(二人分)

春菊   … 50g
ニンニク   … 1片
松の実  … 20g
ナッツ類 … 20g
パルミジャーノレッジャーノ … 30g
レモンフレーバーオイル   … 130g
塩胡椒   … 適量
菜の花   … 4枝
ホタルイカ … 10個
冷製パスタ … 80g~100g

 

作り方

1.
菜の花は茹で、食べやすい大きさに切る。

2.
ホタルイカはフライパンでオリーブオイルで炒め、茹で上がった菜の花と絡め、軽く塩胡椒そる。

3.
春菊、ニンニク、パルミジャーノレッジャーノ、ナッツ、松の実、レモンフレーバーオイルをフードプロセッサーで攪拌して、塩胡椒で味を整える。

4.
茹で上がった冷製パスタに絡める。

 

ホタルイカや菜の花も旬の食材。
是非、レシピに旬のものを置き変えて色々な旬の食材を楽しんでみて下さいね。

 


山田晶紀子 Akiko Yamada

元外資系航空会社CA
料理研究家
AISOオリーブオイルソムリエ
BELINDA STYLE主宰
文藝春秋社より オリーブオイルでやさしいイタリアン 出版

インスタグラム https://www.instagram.com/acco_acco418