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和歌山県白浜町には、夕日100選に選ばれた円月島や、白い砂浜が輝く白良浜、平安時代に熊野水軍が船を隠したという伝説がある三段壁など、有名な観光スポットがたくさんあります。

ですが、まだまだ白浜には、隠れた名所、スポットがあるんですよ。
今回は、たまな商店の本社クオリティソフトから車で10分ほどの距離にあり、磯遊びなどを楽しめる、対の浦海岸をご紹介します!

白浜町富田というところに「対の浦海岸」という場所があります。
2つ岩が並んでいるので「対の浦」と言うようですが、地元の方は、海面から出ている岩が手を取り合ってるように見えることから「相思相愛の岩」とも呼んでいるそうです。
ご利益があるといいな・・・・。

そして、このすぐ近くに白浜の奇岩「カラス岩」というのもあります。
春分と秋分の時期だけ、夕日をカラスがついばんでるように見えることから、撮影スポットがとして人気です。

夕日の撮影スポットで有名な円月島もいいですが、実はこんなスポットもあるんですよ。
円月島もこの場所も、長年の風や波で自然に削られてできた形です。自然の力には驚きますね。

さらに対の浦の岩場はルアー釣りのポイントにもなっていて、グレ、アオリイカなどが釣れるので釣り人にも人気スポットになっています。

この砂浜にはシーグラスが落ちていたり、カニがたくさんいたりします。比較的岩場も少ないので、低年齢の子どもでも遊べるポイントです。
潮が引くと、対の岩場まで歩いて行くことができます。そのためか、釣り人の姿も多かったですよ。

海水が残っている潮溜まりには魚がいます。砂地にはナマコ、石をひっくり返すとカニが出てきます。
色々と遊びながら岩場まで行くと、子どもたちは岩を登ったり降りたり、岩にくっついてる貝を採ったりして遊びました。


岩場に向かう途中に、近年和歌山県内で生息域を広げているという南方系の「ベニトンボ」が飛んでいたので捕まえようと奮闘しましたが、なかなか捕まえられず子どもはじっと観察していました。
このような偶然の出会いも、自然の中で遊ぶ醍醐味なのかもしれません。

磯遊びは1年中楽しめますが、海の透明度が高まる11月~春頃までがベストシーズンです。

準備の基本は満潮・干潮の時間を調べることです。磯遊びができるのは干潮の時、潮が引いている時です。
なのでまずは潮見表などで干潮の時間を調べてください。

気象庁の潮位表
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/index.php

こちらで簡単に調べることができます。

<要る物>
着替え、長袖、長ズボンなどの濡れてもいい服(夏場はラッシュガード)、マリンシューズなどの滑りにくくてぬれてもいい靴、帽子、タオル、水筒。
海の生き物を採って観察しようと思えば、網やバケツも用意してください。

親は両手が使えるようにしていた方がいいですよ!必要な物はリュックサックなどに入れて行きましょう。

海には触ってはいけない生物もいます。
例えばゴンズイという魚は、背びれと胸びれに毒があるので気を付けましょう。

ウニなどは触っても毒はありませんが、トゲが刺さる危険があります。
転んだ時や磯を歩いてる時にウニのトゲが刺さることもあるので、足元を確認しながら歩きましょう。

岩場のぬれている部分は滑りやすくなっているので、なるべく乾いている所を通るようにしてください。

滑らないように歩くポイントは、石と石の間の隙間に足を置くこと。小さい子どもを立たせたりする場合も一緒です。
大きな石や岩場などがあれば、その間に立たせてください。万が一よろけたりしても、岩に引っかかれば転落を防ぐことができます。

生物や貝は、観察が終わったら逃がしてあげましょう。貝などは持って帰ると密漁になる場合があります。

貝殻などは、気に入ったのがあったら持って帰って思い出にしてくださいね。通称ペコペコ貝といって、こすると「ペコペコ」と音がする貝を見つけたのですが、今でも子どものお気に入りです。

海の生物を手に取って観察できて、子どもの好奇心が刺激されるのが磯遊びです。

生物をじっと見つめる真剣なまなざし。
必死に岩場を登り切った子どもの達成感に満ちた顔。
楽しかったようで、今でも貝殻は大事に飾ってます。

岩場を登ったりするのは、親もいい運動になりました。ケガには十分気を付けながら楽しんでくださいね。

対の浦
和歌山県白浜町富田1384
地図:https://goo.gl/maps/2gCevo1RCxRrsYFP9


レポート:あやこ
たまな商店のスタッフとして日々お客様とのやりとりを楽しみながら、紀伊民報地域ママさんレポーターとしても活躍中!