皆さんこんにちは。
11月に出場した大会は下記の通りです。
マイナビジャパンビーチバレーボールツアー第10戦 須磨大会 5位

2023年のジャパンツアー最終戦が11月3日から5日に須磨にて開催されました。例年10月にはシーズンが終わりますが、今年は珍しく11月がシーズンの最終試合となりました。
この須磨大会は、様々なビーチスポーツの大会が同時に開催される『ジャパンビーチゲームズ』の一つとして行われたこともあり、会場はとても盛り上がりを見せました。ビーチテニスやフレスコボール、ビーチフラッグスなどビーチ特有の競技が様々開催されました。

また、須磨駅のすぐ目の前にビーチがあるという抜群のロケーションで、砂浜も1,800メートルに広がっているそうでリゾート感たっぷりの会場でした。 ビーチバレーボールの大会においては、海外から素晴らしい選手もたくさん参戦し、最終戦に相応しいハイレベルな大会でした。

我々のチームはここ何大会か思うような結果が出ていなかったので、最後は良い結果を収めてシーズンを終えられるように奮闘しましたが、残念ながら結果は5位で終了しました。
これまでの反省を活かした良いプレーもたくさん出ましたが、結果に出来ず非常に残念です。

今年はツアー大会が10大会と例年以上に多く、正直身体の疲労は強かったです。真夏に三週連続大会があった時は、朝目が覚めても身体が固まってベットから起き上がれないこともありました。プロアスリートである以上常に身体のどこかは痛みがあるものですが、今年の疲労感は過去1番だったように思います。
大会が多い分、勝った負けたに対する感情の起伏も多いので精神的にも疲労が大きかったかもしれません。事実今年は今までにないくらい白髪が生えました(笑)
心身ともに大きくストレスをかけた分、今年こそ思うような結果が少なかったですが、来年以降に向けて自分を成長させてくれていると期待しています。

また今年は都市型大会としての開催が多く、渋谷のミヤシタパークや、横浜の赤レンガ倉庫、大阪の梅田駅前など、たくさんの方々の目に触れる場所で試合をしてきました。ビーチバレーボールを知らなかった人たちが通りすがりに会場を見つけることで認知してもらったケースも多かったはずです。ビーチバレーボールの認知度を高めるという意味においては非常に効果が高かった一年だと思います。来年以降はこれらの取り組みを継続し認知度を高めつつ、次はいかにファンになってもらえるかが今後の課題になってくると思います。

選手としては、白熱したプレーで観客を魅了することで大会を盛り上げ、ビーチバレーボールファン獲得に貢献をしたい所存です。

走り続けた1年間がひと段落して今は落ち着いている状態です。先ずは今までの結果やプレーを振り返り、残すもの変えるものを冷静に判断したいと思います。

この一年間で一番実感したことは、自分が思っている以上にメンタルのコンディションがプレーに影響していることでした。私が言うメンタルとは、強いか弱いかの軸ではなくポジティブかネガティブかです。

例えば、対戦相手のことを考え過ぎて
『レシーブされるかもしれない』
『ブロックに当たってしまうかもしれない』
などと考えているとその通りになってしまうケースが多かった印象です。今まではこう考えることはリスクを想定できていると思っていましたが、見方を変えるとネガティブな発想なんだと思います。

同じことを考えるにしても、
『レシーブされてもいい』
『ブロックされてもいい』
と、一見楽観的かもしれませんがこのように考えられている時の方が結果的に点数を多く取れている実感があります。
感覚ですが、ネガティブに考えるときは身体の力みが強く、ポジティブな時はリラックス出来ていて柔軟に身体が動く印象です。

ではネガティブにならないようにするにはどうしたらいいか。
おそらく気持ちだけで解決できるものではないように感じます。
競技におけるメンタルは自分のプレーへの自信などによって保たれる部分が大きいですが、実はプライベートの充実度も関係しているような気がします。
よく心技体という言葉が使われますが、その3つがバランス良く高い状態にあることでリラックスが生まれるのではないかと考えています。
普段の人間関係・食事・睡眠・スケジュールなど様々な要素が相まってメンタルは形成されるのだと思います。
ポジティブなメンタルを保ち常に高いパフォーマンスを発揮できるよう、来季に向けて普段の暮らしから高い充実度を求めていきたいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023
第10戦 グランフロント大阪大会
グランフロント大阪開業10周年記念大会(2023/10/13~10/15)

5位 長谷川 徳海/倉坂 正人 組
プール戦1.○ 2-0 白石 澄空/藤田 丈太郎
プール戦2.○ 2-0 黒川 魁/福嶋 晃介
1回戦.× 0-2 西村 晃一/Troy Field

プール戦で第8戦・グランフロント大阪大会の準々決勝で敗れた黒川/福嶋ペアにストレート勝ちで雪辱を果たしましたが、本戦では無念の1回戦敗退。でも来シーズンに向けて明るい材料もあったと思います。
たまな商店は来シーズンも倉坂選手を応援します!頑張れ!倉坂選手!


倉坂 正人 MASATO KURASAKA

石川県金沢市出身
石川県立工業高→早稲田大→三菱オートリース→フリー

ジャパンツアー(BVT1)ランキング 1位(2023.05.2時点)
ジャパンツアー個人ランキング8位(2023.04.24時点)
2022年前期 強化選手
2022年 ジャパンツアー平塚大会 優勝
2022年 ジャパンツアー名古屋大会 優勝
2022年 ジャパンツアーファイナルグランフロント大阪大会 優勝
2022年 クオリティソフトがスポンサード

倉坂選手プロフィール
https://beach.jva.or.jp/player_men/masato_kurasaka_2022/

倉坂選手インスタグラム
https://www.instagram.com/masato_kurasaka/