近年、健康や美容のために、日常的に玄米食を取り入れる方が増えてきましたね。
一般的な白米は、精米をされているので、糠層や胚芽が除去されていますが、玄米は籾殻だけ取り除いた状態なので、糠層や胚芽が残っています。 この糠層や胚芽は栄養素が多く含まれており、白米と比べて特にビタミンB群やミネラル、食物繊維などがバランスよく含まれていると言われています。
さらに、白米に比べて食べ応えや噛む回数も自然と増えるのでダイエットのサポートもしてくれると言われていますよ。
そんな玄米ですが、自分で炊くとどうしてもパサついたり、固くなってしまって美味しく炊けなかった・・・と言う体験をされた方も少なくはないのではないでしょうか。
そこで、今回は誰でも簡単に美味しい玄米が炊ける鍋「グランクリュ」を実際に使ってみました!
グラン・クリュは、炊飯の理想を追求した「圧力炊飯鍋」。パサつきがちな玄米が驚くほどモチモチの食感に炊け、火の調整をすることなく炊くことができるので、電気炊飯器並のお手軽さで使うことができます。
もちろん玄米だけでなく、白米もとびっきり美味しく炊くことができますし、通常の圧力鍋のように様々なお料理を作ることができる便利な圧力鍋なんです!
こちらのグラン・クリュを使って早速玄米を炊いていきましょう!
(必要なもの)
・重いオモリ
・内鍋
・玄米 … 2合(300g)
・水 … 内鍋用 360ml
外鍋用 700ml
作り方
01.
玄米を2合(300g)量る。
※米と水は正確に量りましょう。
02.
玄米を研ぎ水を切る。
※この際、浸水をせずに水を切ったらすぐに炊飯をします。
03.
鍋本体(外鍋)に水700mlを入れる。
04.
内鍋に玄米と水360mlを入れる。
※慣れてきて、お好みの食感にしたいときは、水の量を調整します。
05.
鍋本体に内鍋を入れて蓋をして、重いオモリを乗せる。
06.
コンロに乗せ、中火の強で加熱を始める。
※キッチンタイマーを45分に設定する。
※Siセンサー付コンロの場合は勝手に火が消えるのでタイマーの必要はありません。
07.
時間になったら過熱を止め、そのまま放置(約25分)してから蓋を開ける。
08.
ミトンなどを使い、内鍋を取り出す。
09.
底の方からふんわりとほぐし、全体を混ぜる。
10.
ピッカピカでモチモチの玄米ごはんの完成です!
いい具合にお焦げもできてますね。食べてみると、その美味しさとモチモチの食感に驚きます。玄米というより、赤飯やおこわかと思うほどのモチモチ具合。
玄米革命が起こること間違いなしのおいしさですよ。
今回は、ガスコンロでの調理をご紹介しましたが、IH専用のモデルもあるので、IHコンロをご使用の方はこちらから炊き方をご覧ください。
IHでの玄米炊飯もしてみましたが、ガスコンロより安定しているので安心して炊ける印象でした。 個人的には、よりもっちり感を楽しみたい方はガスコンロ。ふんわり感を楽しみたい方はIHといった炊き上がりの印象です。
どちらも違った良さがあり面白かったです!
圧力をかけているときの音の静かさでいうとIHかな。あと、これから暑くなってくる季節には、IHの方がキッチン内が暑くならなくていいなと思います。
火加減の調整をする必要がない
通常、お米を炊く際は火加減の調整をする必要がありますが、グラン・クリュを使えば、加熱をするだけでOK。Siセンサーがついているコンロだとタイマーの必要もなく、電気炊飯器のようにお手軽にお米を炊くことができます。
浸水をせずに炊飯ができる
玄米といえば、浸水時間をたっぷりととる必要があり、どうしても前の日から準備をしなければなりませんが、そんな心配もなく、炊きたいと思った時に炊くことができますよ。
とにかくモチモチで美味しい玄米が炊ける
本当に玄米かな?と疑うほどに美味しい玄米を炊くことができます。通常の圧力鍋としても使用でき、汎用性が高いのも嬉しいですね。
先述ですが、グランクリュは炊飯以外にも色々な料理を作ることができます。付属のレシピブックにはとってもおいしそうなレシピが盛り沢山。 今回はそんなレシピブックの中から、「ルーローハン」を作ってみました。
材料(3~4人分) 重いオモリを使用します
・豚バラ塊肉 … 500g
・干し椎茸 … 2枚
・チンゲン菜 … 2株
・卵 … 4個
<A>
・玉ねぎ … 1/2個(約100g)
・にんにく … 1片
・白ねぎ(青い部分)… 1本分
・生姜(皮付きまま)… 1片(薄切り)
・八角 … 1/2個
・紹興酒 … 50ml(無ければ日本酒)
・椎茸の戻し汁 … 300ml
・酢 … 小さじ1
<B>
・しょう油 … 大さじ3
・みりん … 大さじ3
・酒 … 大さじ2
・砂糖 … 大さじ1
・オイスターソース … 大さじ1
・外鍋用の水 … 400ml
下処理
・干し椎茸は200mlの水で戻す。戻し汁は使うのでとっておく。
・卵は茹でて皮を剥く。
・チンゲン菜は熱湯にサラダ油と塩(分量外)を入れて茹でる。
作り方
01.
豚肉は約2cm角の拍子切りにし<A>の玉ねぎは 薄切り、にんにくは包丁の腹です。水で戻した干し椎茸は、粗みじん切りにする。
02.
別鍋(フライパン))で01.の豚肉を焼き、 全面焼き色を付ける。 (余分な脂はキッチンペーパー等で拭き取る)
03.
内鍋に<A>を入れて軽く混ぜ、01.の玉ねぎ・にんにく・干し椎茸・02.の豚肉を入れる。
04.
本体(外鍋) に、水400mlを入れる。
05.
04.の本体に03.の内鍋を入れてフタを閉め、重いオモリをつける。
06.
ガスコンロ(またはIHコンロ)に載せ、中火の強で点火する。オモリの振れが安定し、リズミカルに振れたら約10分加圧する。
07.
時間になったら手動で火を止め、そのまま放置 (約20分))しフタを開ける。
08.
ミトン等を使い内鍋を取り出す。
09.
ねぎ・にんにく・生姜を取り除き、肉などの具材を別鍋に移す。(茹で汁は残す)
10.
内に残った茹で汁は、氷水にあてて冷やし、固まった脂を取り除く。
11.
具材が入った09.の別鍋に<B>を入れて軽く混ぜ、 10.の脂を取り除いた茹で汁と、茹で卵を入れて煮詰める。
12.
盛り付けの際に、チンゲン菜をトッピングする。
とろけるジューシーなルーローハンの完成です。ご飯にのせてガッツリと食べてもよし、大人はお酒のおつまみのもよし。
付属のレシピブックには、今回のルーローハン以外にも、様々な美味しいレシピが載っていますよ。
△△玄米専用圧力鍋グラン・クリュについて詳しくは△△
河瀬 璃菜 りな助 RINA KAWASE
料理家・フードプロデューサー
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。
レシピ/商品開発、コンサル、執筆、取材、イベント出演、撮影、店舗プロデュース等、食にまつわる様々な仕事をしている。
大手企業のCM広告やTV出演などその活動は多岐に渡る。
近年では地方活性化のための6次産業支援に力を入れている。 著書「神レンチン(文藝春秋)」などその他多数。
Blog: http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508