皆さんこんにちは。9月の大会報告をしたいと思います。
ビーチバレーボールシーズンも後半戦に差し掛かりました。各チームの完成度も上がり、大会も益々盛り上がりを見せている状況です。
9月の出場した大会は3つで、結果は下記の通りです。

①マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022 第3戦 平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯 平塚市市制施行90周年記念大会(9/2〜4)
結果:優勝

②マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022 第4戦 名古屋大会(9/17〜19)
結果:優勝

③アジアツアー サミラオープン(9/21〜25)
結果:9位

前回までのコラムではなかなか思うような結果が出せず苦しい想いがメインの内容となっていましたが、ようやくこの場で皆様に優勝の報告が出来ることに喜びを感じています。
ジャパンツアー第三戦平塚大会にて今シーズン初優勝を飾ることが出来ました。これまでたくさんのご声援を頂いた皆様、この毎月のコラムをきっかけに応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

この平塚大会では一回戦から苦戦を強いられ体力的にも非常に厳しい大会でした。そんな中でも支えとなったのは皆様からのご声援で、決勝戦のプレッシャーがかかる場面でも勇気を持ってプレーができました。試合後にもたくさんの方々から祝福のメッセージを頂き、周りの方々に支えられて競技ができていることを実感しました。
なにより、こうして自分の出した結果によってたくさんの方々と喜びを分かち合えることにアスリートとしての幸せを感じ、今後のより一層のモチベーションとなりました。

もちろん優勝という結果自体への喜びはありますが、それ以上にこれまで取り組んできた練習やトレーニングの内容がパフォーマンスとして出せたことに成果を感じ、達成感を得ることができました。
今シーズンが始まって以来、大会を重ねる中で試行錯誤して様々な技術や戦術の習得に取り組んできました。


この大会ではそれらに自信を持ち、またコーチ陣を含めたチームが一体となり共通の目標を持って戦い抜けた実感があります。それは切羽詰まった場面や追い込まれた場面で発揮され、最後まで一貫したパフォーマンスで試合を展開することができたと感じます。

試合中はコーチングが禁止され、コミュニケーションが取れない競技ではありますが、試合が始まるまでチーム全員で最善の準備をしたチームワークによる優勝だったと振り返ります。

これからシーズン後半戦となり、どのチームも更なる強化を図り熾烈な戦いが行われると予想されます。
今回の結果に甘んじることなく、我々も成長を遂げ常勝チームとして活躍できるよう精進して参る所存です。

名古屋大会後、我々はタイに移動しAVCアジアツアーに参戦しました。
この大会は、アジアの各国から代表選手が集まる非常にレベルの高い大会です。


オリンピック出場に必要なポイントも獲得できる大会であり、選手のモチベーションも高く活気が溢れています。
我々も4月以来の国際大会ということもあり、これまで積み上げてきたものをぶつけるという意味でも非常に楽しみにしておりました。

予選リーグを2位で通過し(2勝1敗)、トーナメントでは準々決勝進出をかけた戦いで敗退し、9位という結果で終了しました。
率直に海外の選手の圧倒的な高さとパワーに対応し切れなかったことが敗因だと考えます。
今回敗戦した対戦相手のカタールや中国の選手は身長が2mを超え、ジャンプ力も我々以上に高い選手達でした。(彼らと撮った写真を掲載します)

シーズン当初よりそのような大型選手と戦うことを想定しトレーニングに励んできましたが、その想定を遥かに超えてきた実感があります。その為我々のディフェンスが通用せず、簡単に点数を奪われ続けてしまう展開でした。
結局、1試合通して彼らのオフェンス力に対応できず敗戦を喫してしまいました。
一方で、我々のオフェンスについては通用したケースは多々あり、点を取り合うという意味では最後まで戦い抜けた実感も得る大会だったと振り返ります。

先ずは、我々の頭の中でイメージするビーチバレーボールのクオリティを2段階3段階上げ、世界基準に引き上げる必要があります。
それをいかに具体的に練習に落とし込み、世界と戦える準備ができるかがこれからの課題だと感じます。
体格差を埋めることは出来ないので、一つ一つの技術の精度や正確性を最大限に高め、日本人らしい緻密なプレーで勝負していきたいと考えています。

9月はたくさん大会に出場し、達成感や未熟さを感じる非常に慌ただしい1ヶ月でした。
目標設定を高めれば高める程、求める技術へのゴールはなく果てしない道のりになります。
しかし、それがスポーツの面白さであり醍醐味な様に感じます。
焦らず着実に自分のレベルを高め、応援してくださる皆様とまた喜びを分かち合えるよう、引き続き競技に勤しんで参りたいと思います。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

先月のコラムで第3戦優勝の嬉しい報告をさせていただいたのですが、コラムを公開した翌週末からの第4戦も立て続けに優勝!
大興奮の9月前半でした!

https://twitter.com/jva_beachvolley/status/1572841977527140352

試合結果
マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022
第4戦 名古屋大会(2022/09/17~09/19)

本戦 長谷川 徳海/倉坂 正人 組
QF.○ 2-0 永井 雄太/上場 雄也
SF.○ 2-1 黒川 魁/福嶋 晃介
F.  ○ 2-1 石島 雄介/黒川 寛輝ディラン


倉坂 正人 MASATO KURASAKA

石川県金沢市出身
石川県立工業高→早稲田大→三菱オートリース→フリー

ランキング8位(2022.06.22時点)
2022年前期 強化選手
東京オリンピック代表決定戦 準優勝
JBVシリーズ2020千葉市長杯 優勝

2022年 クオリティソフトがスポンサード

倉坂選手プロフィール
https://beach.jva.or.jp/player_men/masato_kurasaka_2022/

倉坂選手インスタグラム
https://www.instagram.com/masato_kurasaka/