皆さんこんにちは。これまでのコラムで何度もコンディションについて触れてきましたが、夏の暑さを感じるとより一層コンディションを整えることの重要性を実感します。

競技力を上げる為には練習は必須であり、それは効果的な内容かつ効果的な時間行う必要があります。
しかし、練習を積み重ねるごとに疲労が蓄積し怪我のリスクも増えます。
猛暑日が多い夏場では体力の消耗が激しく、どのようにその日の疲れを取り、翌日に向けて体力を回復させるか日々格闘しています。

そこで今回は私が意識しているコンディションを整える方法についてお話ししたいと思います。

一般的に健康の三大要素とは、
・バランスの取れた栄養
・適度な運動
・十分な睡眠
とされています。

この三点については基本的な部分ではありますが、スポーツ選手のコンディショニングに置いても重要な要素だと考えています。

運動に関しては、適度の域を超えている気がしますので、その分栄養と睡眠も一般論以上に求めなければいけないと感じます。

中でも特に重要視しているのは睡眠です。睡眠時間はもちろん、睡眠の質にもこだわるようにしています。
具体的には、

睡眠時間>
1.おおよそ8時間程度
2.遅寝遅起きよりも早寝早起きがベター

経験上、同じ睡眠時間を取るにしても夜更かしした場合の疲労の回復度合は低いように感じます。オフの前日でも、早めの睡眠を心がけるようにしています。

<睡眠の質>
1.消灯後はテレビやスマホは見ない。
2.身体がリラックスしている状態で就寝する。

「寝室で消灯する」=「就寝する」ということを理解させる為にも、消灯後にだらだらした時間を過ごさないように意識します。テレビやスマホはもちろん、出来るだけ部屋に明かりがない状態で就寝するようにしています。

また基本的なことですが、リラックスした状態での睡眠の質は高いです。身体的な話をすると寝る前に冷たい飲み物を飲み過ぎたり、偏りがある夕食を取ると、内臓への負担が強く睡眠の質が低下する実感があります。次の話題でも触れますが、バランスの取れた食事が良質な睡眠に繋がると感じています。

また、お風呂等で身体を温めて心地よい状態での睡眠を目指しています。

以前のコラムでも申し上げた通り、ビーチバレーボールは体力の消耗が激しく、試合や練習後に体重が減ってしまうことが多いです。それを防ぐ為に、十分な量の食事を摂る必要がありますが、偏った食事をしてしまうとかえって内臓に負担をかけてしまい回復が遅れてしまいます。

必要な摂取カロリーを目指して食事を行いますが、油分が高いものは多く食べないようにしています。結果的に米や肉が中心となりがちですが、併せて野菜も十分な量を取るようにしています。

なにより、たまな商店様から頂いている玄米のサポートが非常に助かっています。
私はお米が大好きでたくさん食べてしまうのですが、たまな商店様に酵素玄米をサポートして頂いてからは、お米の栄養に加えて食物繊維や小豆のタンパク質が摂取できるので、満足度の高い食事ができている実感があります。
疲労回復だけでなく、体重のコントロールにも非常に役立っています。いつも多大なるご支援誠にありがとうございます。

アスリートのコンディショニングとしてトレーニングも重要な要素だと考えています。ここで言うトレーニングとはジムなどで重りを使ったウエイトトレーニングを指します。

一般的にウエイトトレーニングは、ボディビルダーのように筋肉を肥大させる目的として活用されることが多いですが、私は身体を整えて強くすることを目的としています。

イメージとしては、高重量の重りをコントロールすることで身体の柔軟性を高める目的が強く、どちらかというとストレッチ的に近いかもしれません。
柔軟で壊れにくい身体を作ることで、負荷の高い練習を毎日続けられることを目指しています。

以上が、私が毎日行うコンディショニングの中で重要としている要素です。
もちろん、ここまでのコンディショニングを行なっても、疲労や痛みが残ることは多々あります。そんな時は、そのコンディションの中で出せる最高のパフォーマンスをどうやったら演出できるかを考えます。

天候や気温が日々変わる中で行う競技なので、自分の身体を含めた様々な状態を全て把握し、昨日とは違う自分を出せるかが勝利へのカギになります。
そんなところにこのビーチバレーボールという競技の面白さがあると感じています。

話は脱線しましたが、今回お話ししたコンディショニング方法ではアスリート独特で過激な取り組みがあるかもしれませんが、皆様のなにかご参考になれば嬉しいです。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

試合結果
マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022
第2戦 大洗大会(2022/08/29~08/31)

予選(プールD)長谷川 徳海/倉坂 正人 組
1.○ 2-0 上場 雄也/西村 晃一
2.○ 2-1 二宮 大和/石川 瀬那
本戦
QF. × 0-2 黒川 魁/福嶋 晃介


倉坂 正人 MASATO KURASAKA

石川県金沢市出身
石川県立工業高→早稲田大→三菱オートリース→フリー

ランキング8位(2022.06.22時点)
2022年前期 強化選手
東京オリンピック代表決定戦 準優勝
JBVシリーズ2020千葉市長杯 優勝

2022年 クオリティソフトがスポンサード

倉坂選手プロフィール
https://beach.jva.or.jp/player_men/masato_kurasaka_2022/

倉坂選手インスタグラム
https://www.instagram.com/masato_kurasaka/