EPA DHAとオリーブオイル

 

最近注目されているEPA.DHAと、オリーブオイルについて調べてみました。

ここ最近、食の欧米化が進んでいます。
食の欧米化に伴い、生活習慣病の症状も高くなり、がんの発生率も高くなっているのが、現状です。
昔より、魚の摂取より、肉の摂取が高くなっているので、魚を積極的に摂取していきたいですね、

 

魚に多く含まれるEPA.DHA、効果としては、血液サラサラにし、動脈硬化を抑え、神経を健全に保つ優れた作用をもたらすことで知られています。
逆に、肉類などを過剰摂取すれば血液ドロドロ状態になって心筋梗塞などに罹患しやすくなります。
血液サラサラの状態をキープすること、血管を若く保つ事が、健康への近道です。

 

油は、ダイエットには、大敵とされ、一切摂らないという方もいたりしますが、それは、全くの逆で、ダイエットには、良質な油をしっかり摂らないとならないと言われています。

良質な油とは、何か?それは、やはりオリーブオイルが良いのです。

 

中東などを旅行して、重症の嘔吐や下痢を伴う「油に当たる」症状に悩まされる人が多くいます。日本でも、古い揚げ物などを食べると、胃がムカムカしますね。これは油の酸化が原因です。

このように、脂質は変性することで毒性が強くなっていきます。その典型が酸化した「過酸化脂質」です。発がん物質と考えられており、酸化LDLを使い、動脈硬化の原因となります。過酸化脂質は、私たちの体内でもつくられますし、食品にも含まれています。とくに、油で調理して時間が経過した食べ物に大量に含まれます。

スーパーやコンビニで売られている揚げ物は、調理後ずいぶん時間が経っています。揚げ物を食べたいなら、とんかつ屋などで揚げたてを食べるようにしたいです。
家での調理でも、古くなった油を料理に使うようなことは絶対にしてはいけません。

 

DHA、EPAは酸化しやすいのが欠点で、アジの干物なども過酸化脂質が多く含まれます。
酸化した質の悪い油を摂取していれば、消化器に直接の症状が現れるだけでなく、長期的には細胞1個1個を覆う細胞膜をも変質させるのです。

酸化しやすいEPA.DHAですが、オリーブオイルと合わせることで、酸化しにくくなると言われており、EPA.DHAの吸収もスムーズにします。

この、EPA.DHAとオリーブオイルの組み合わせは最強の相性です。

 

オリーブオイルについては、ほぼ100%、健康にいい油として積極的に摂取していいと判断しています。

一価不飽和脂肪酸が豊富な油で、105歳まで医療の最前線に立ち続けた聖路加国際病院の故・日野原重明先生も、毎朝オリーブオイルを飲んでいたそうです。
2016年の研究では、エキストラバージンオリーブオイルは食後血糖値を50mg/dl以上下げることが報告されています。摂取量の目安として、大さじ1~2杯(15~30ミリ)ぐらいを適量と考えていいでしょう。

ただし、高品質の加熱処理をしていないものであること、製造日からあまり日数が経っていない新鮮なものであること、開封したら早めに使い切ることといった条件はつけておきます。
オリーブオイルは、液体の油でありながら、比較的変性しにくいと言われていますが、どんな油でも変性に注意が必要。加熱処理していないエキストラバージンオリーブオイルであっても、冷暗所で保管し、新鮮なうちに使い切ってしまいましょう。

(この原稿は書籍医師が教える最強の食事術から一部を抜粋・加筆して掲載しています)

 

鯛のカルパッチョ

 

今回は、鯛のカルパッチョをレモンフレーバーのMonteidaのオリーブオイルを使って、作ってみましたので、ご参考にしてみてください。
また、我が家では、焼き魚にも、オリーブオイルをかけます。お寿司にも、オリーブオイルが合いますよ!是非お試ししてみてくださいね。

 

鯛のカルパッチョ

材料

・鯛のお刺身 200グラム
・適宜、レタス等のグリーン
・カルパッチョソース(A)

・(A)レモンフレーバーのMonteidaのオリーブオイル … 50cc
・(A)醤油 … 大さじ2
・(A)バルサミコ酢またはお酢 … 大さじ1
・(A)塩、こしょう … 適量

作り方

鯛のお刺身を並べ、オリーブオイル、醤油、酢、塩こしょうを混ぜ、カルパッチョソースを作り、お刺身のうえから、掛ける。

 


TOKUKO

元全日空CA
料理研究家
一般社団法人 食べてキレイになる協会代表として、食べてキレイになる料理教室主宰 BELINDA STYLE主宰
オリーブオイル美容家
フードアナリスト協会評議員
モデル

一般社団法人食べてキレイになる協会 http://eating-for-beauty.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/ktokuko