恐竜が滅んだ以降、最大の絶滅危機と言われている現在の自然環境において、有機農業がどのように関連するのか?
IFOAM ORGNIC INTERNATIONALの「有機農業が達成に貢献できる」の抜粋・要約です。(目標13)
有機農業が達成に貢献できるSDGs
- 目標2:飢餓をゼロに
- 目標3:すべての人に健康と福祉を
- 目標6:安全な水とトイレを世界中に
- 目標12:つくる責任つかう責任
- 目標13:気候変動に具体的な対策を
- 目標15:陸の豊かさも守ろう
国際自然保護連合によると、現状の生物多様性損失は「恐竜が絶滅して以降、最大の絶滅危機」と考えられています。(植物の種子についても、米国では80年間で93%の種子が、世界の100年間でも94%の種子が農業生産から消えた言われています。例えばスイートコーンは1903年には307種類あったものが、1983年にはわずか12種類に減ってしまいました。)
この原因として、肥料の過剰な使用から、人類が引き起こす気候変動の影響までが考えられています。
ある調査※では、有機農業は従来の(非有機)農業よりも、生物多様性に明らかな利点があると示しています。
その取り組みのレベルによって、有機農場は非有機農場と比べて、46~72%も多く半自然(純自然生息地)を持っており、30%以上も多くの種と50%以上も多くの固体を受け入れています。
半自然地域の割合が多いため、植物や動物の種が有機農場に存在することができ、農家は持続的に機能する生態系の恩恵を受けることができる、と言われています。
※()内は付け足しました。
※ www.fibl.org/en/themes/biodiversity.html#c11843