皆さんこんにちは。
地獄の様に暑い夏でしたが皆さん無事乗り越えられましたか?
できるだけ外出を避けるようにとテレビで報道される程の暑さでしたね。
私もさすがにビーチバレーボールの練習以外で外に出る気が起きず、今まで以上に自宅で冷房をつけてくつろぐ時間が多かったです。そのお陰で、毎月光熱費の請求が来るたびに怯えていました。
とにかく異常に暑かったですね。そして異常に雷がよく鳴り、異常にゲリラ豪雨が多く発生する夏でした。ゲリラ豪雨については、屋外スポーツをする者にとってこれほどに苦しめる存在はありません。練習中に想定外の土砂降りが来ると結構つらいです。

ゲリラ豪雨の発生について調べると以下の様に書いてありました。
『夏の強烈な日差しによって暖められた空気が上昇し、積乱雲が発生すると、大量の雨を降らせます。 さらに、暖められた地上付近と氷点下の上空では、かなり温度差が大きくなります。 すると積乱雲の発達が促され、ゲリラ豪雨が起きやすくなるのです。』

なるほど。
世の中に発生することには全て理屈があって面白いですよね。この様になにか物事の原理を調べることが私はとても好きです。
とにかく、気温が高くなることに比例してゲリラ豪雨が発生するようですね。今のところ年々夏の暑さが増しているので、これからの夏は猛暑とゲリラ豪雨がセットでやってくると覚悟した方がよさそうです。

8月に出場した大会と結果は下記のとおりです。

ジャパンビーチバレーボールツアー2024 第5戦 マイナビ青森大会
結果:準優勝

今回もたくさんのご声援ありがとうございました。
昨年の青森大会は予想外の猛暑に非常に苦しめられました。気温が35度を超え、ジリジリと陽射しの音が聞こえたことを覚えています。
今年の大会も気候の変化が激しく、一日目は台風の影響による豪雨と雷によって一時試合が中断することもありました。二日目は一日目が嘘のよう快晴で真夏の様な暑さを感じました。
毎年なかなかに強烈な試練を与えてくれるのがこの青森大会のようです。

今大会はレジェンド白鳥さんとペアを組むラストの大会でした。
ラストなのでなんとか最高の結果で締めくくりたかったですが、それが叶わず残念です。
しかし最後まで全力を出し切れたのでやり切れた気持ちではあります。
最後は白鳥さんとの握手でこの大会を終えました。

思い返すと昨年末に私から強引にペアのお誘いをしたことから始まりました。
当初は大ベテランの白鳥さんからビーチバレーボールの技術を学びたいという気持ちが強く、一緒にプレーしていればなにか気づきや得られるものがあるのではないかと考えていました。
確かに基礎のプレーの一つ一つの精度が圧倒的に高く、群を抜いてビーチバレーボール選手として一流です。これはペアを組む以前から感じていたことですが、一緒に練習を重ねることでより強く思わされました。

そのプレーの精度やテクニックについての学びはたくさんありますが、一番の学びはなにかと聞かれるとそれは『姿勢』でした。

ビーチバレーボールに対する『姿勢』
練習に臨む『姿勢』
試合に臨む『姿勢』
試合に勝つための『姿勢』
一点を取るための『姿勢』

それぞれすべてが最高の結果を出すために拘っていたものでした。
大前提としてとにかく白鳥さんは基本を怠らない方でした。当たり前のことを当たり前にこなし、常に完璧な準備をし、一瞬の隙も見せなかったように感じます。これは普段の練習にも表れていて、イレギュラーが起きても対応できるように前広に準備をされていた印象が強いです。

そして『人のせい』にせずに、『自分のできることにフォーカス』し、『自分の力でなんとかする』という姿勢が一番白鳥さんを表していると思います。
とにかく自分から成果を取りに行く。周りのミスやラッキーを期待するのではなく、自分から成果をもぎ取りにいっていました。
私にとってこの『自分のできることにフォーカス』することと、『自分の力でなんとかする』という考え方を大きなブレイクスルーポイントになりました。

ビーチバレーボールは特に様々な外的要因に影響されるスポーツです。対戦相手だけでなく、会場や観客、天気・気温・風など決まった形がない中で試合をしなければいけません。
今まではどうしてもそれらに意識を引っ張られることがありましたが、白鳥さんからの学びを得て、まずは100%自分のできることに集中し、自分のできる最大限のパフォーマンスを出しに行く感覚を養えたと感じています。これにより、頭の中がクリアになり余裕を持って試合を進められるようになりました。
その最大の成果が大阪大会の優勝とこの青森大会で決勝戦まで進めたことだと思います。

9月もまた大会がありますので、この学びを最大限に発揮し結果をもぎ取りにいきたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


倉坂 正人 MASATO KURASAKA

石川県金沢市出身
石川県立工業高→早稲田大→三菱オートリース→フリー
ジャパンツアー(BVT1)ランキング 1位(2024.06.12時点)

倉坂選手プロフィール
https://beach.jva.or.jp/player_men/masato_kurasaka_2022/

倉坂選手インスタグラム
https://www.instagram.com/masato_kurasaka/