皆さんこんにちは。
前回のコラム(人生を飛躍する考え方)では、たくさんの方々にお読み頂きたくさんのコメントを頂きました。
少しでもどなたかの挑戦する勇気や活力になってくれればこの上ない喜びです。
Vol.25「人生を飛躍する考え方(前編)」
https://tamana-shop.jp/masatokurasaka202403/
Vol.25「人生を飛躍する考え方(前編)」
https://tamana-shop.jp/masatokurasaka202404/
この様なコラムを作っていると、改めて何かを挑戦することの難しさを感じます。
前回のコラムにもあった通り、元来人間は『変化を拒む』習性があります。それも、年齢を重ね様々な知識を身につけるとより一層『変化を拒む』力が強くなります。
そして挑戦したいことが現実から離れている程、現状に引き戻そうとする力が強く働きます。ましてや何かを挑戦するにはそれなりの犠牲が必要ともなると、その恐怖心から挑戦する気持ちが失われていきます。
こうして、人は「現状維持」が1番心地いいと感じるようになるのでしょう。
この様に話すと挑戦しないことが悪いことと言っている様に聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
むしろ、人間が安全に暮らす為の立派な「機能」だと解釈しているのです。
つまり、
『人間は安全に暮らす為に現状から離れないようにする制御機能が備わっている。』
この様に考えると、現状維持でいることが普通で、常に挑戦できる人が異常だと考えていいのです。
何が言いたいかと言うと、
『人間は簡単に成長しない様に作られている』ということです。
「現状維持が一番心地良い。」
「挑戦することが怖い。」
これらの感情は健康に生きていく上であって然るべきものなのです。
そして、
「成長できていないと感じる自分」
「言い訳を並べてしまう自分」
これらを悲観的に捉える必要はないのです。
何故ならば我々は人間であり、その様に作られているから。
一方で、この世界には常に変化を繰り返し、成長し続けている人がいます。皆さんの周りも思い浮かぶ方がいらっしゃるでしょう。
スポーツの世界だと、サッカーの本田圭佑さんや野球の大谷翔平さん。ビジネスの世界だとソフトバンクの孫さんやサイバーエージェントの藤田さんなどを私はイメージします。
彼らに共通していることは
「理想の未来を起点に生きている」
と私は考えます。
「理想の未来」とは、
自分の在りたい姿や獲得したい目標などが理想の未来。
「起点に生きる」とは、
その理想の未来を実現する為に行動をし続けているということ。言葉を変えると「未来で生きている」と言っていいのかもしれません。
この様に生きているから彼らは常に満足している素振りを見せず、新たな行動をし続けているのでしょう。
時には彼らの言動に対し理解が追いつかないことがあります。それは見ている人が現状に満足しているから彼らとの生き方のギャップによって生まれるのです。
しかしその言動に違和感があっても、妙に説得力がある気がしませんか?
「なぜかこの人ならやり遂げそう」と思わされのです。
おそらく彼らにはその理想の未来が鮮明に見えていて、獲得した先の自分の姿もイメージできているのです。だから普通では想像できない言動にも、彼らの想いが乗っている分説得力が生まれるのです。
確かに彼らには持って生まれた天才的な能力やピカピカなセンスがあります。だからこそ業界を牽引する立場にまで登り詰めたのでしょう。
しかし、一番目を向けるべきはその能力やセンスではなく、それらを存分に発揮し続けるマインドです。
獲得したい未来にどこまでも執着し、自分が思うままに生きる。現状の自分への満足はなく、未来に向かってどこまでもポジティブに行動し続ける。
このマインドこそが
「理想の未来を起点に生きる」だと私は考えます。
過去の失敗はあくまでも過去のものであり、見るべきは未来です。
そして自分の心にある信念や欲望や感情などを素直に受け入れてあげることも重要です。
人間はいつからか自分の感情に目を背けるようになります。
人の顔色を伺ったり、『空気を読むこと』が正しいという理念が植え付けられています。
これが大人としてのあるべき姿というなら、こんなにもつまらない人生はありません。
誰のために生きるのか。
自分です。
他の人にはない自分独特の欲望、それこそがあなたの長所です。
長所を全開に生きてみませんか。
さて、今回も長々と熱く語って参りましたが、これは1人の私の大切な存在へのメッセージです。
そう、私自身です。
今まで世の中で上手く渡っていくために様々な仮面を被って生きてきました。
その度に成長できていない自分に嫌気がさしていたのも事実です。
これまでのコラムで、今の自分が1番輝いていると話しましたが、まだまだ成長できる確信があります。
その為に必要な行動、捨てるべき考え方。これらがここまでのコラムに詰まっています。
私はこれを実践しなければいけないのです。
5月からビーチバレーボールの国内ツアーが開幕します。
アスリート『倉坂正人』ではなく、
人間『倉坂正人』として大きく輝きたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
倉坂 正人 MASATO KURASAKA
石川県金沢市出身
石川県立工業高→早稲田大→三菱オートリース→フリー
ジャパンツアー(BVT1)ランキング 1位(2023.05.2時点)
ジャパンツアー個人ランキング8位(2023.04.24時点)
2022年前期 強化選手
2022年 ジャパンツアー平塚大会 優勝
2022年 ジャパンツアー名古屋大会 優勝
2022年 ジャパンツアーファイナルグランフロント大阪大会 優勝
2022年 クオリティソフトがスポンサード
倉坂選手プロフィール
https://beach.jva.or.jp/player_men/masato_kurasaka_2022/
倉坂選手インスタグラム
https://www.instagram.com/masato_kurasaka/