自社農園「たまな農園」にやってきました。
和歌山県南紀白浜の富田という地区にあります。
海がとっても近くて、綺麗な朝焼けや夕焼けが楽しめる長閑なところです。
たまな農園は、無農薬・無化学肥料で、丁寧にお野菜を、健やかな土壌で育て、
栽培に取り組む人も食べる方々をも健やかにすることを目指しています。
現在の流通経路では、一般的に慣行農法で育ち、市場で安い値段で買い叩かれ、
スーパー販売されているお野菜がほとんどです。
それで農業に従事する方たちや、購入するお客様が健やかになれるのか、
また、お野菜が健やかなのか、私たちはずっと疑問でした。
健全な野菜を育てる農業には対価を払い、皆様に健全なお野菜を提供できるようになりたい…
その思いで、昨年の秋から徐々に作付けを開始し、やっと色々収穫できるようになり、
皆様のお手元にもこの「健やかさ」をお届けしたく、念願の販売にこぎつけました!
肥料は、木材のチップなどを自分たちで熟成させ作ったもののほか、JAS有機認定の肥料を使っています。
虫や病気、天候などに影響をうけやすく、決して美しいものばかりではありませんが、
農園で育ったお野菜たちは、甘く、水分が多くやわらかいのが特徴です。
一足早く、玄米菜食レストラン「たまな食堂」でもお客様にお出ししていますが、
その美味しさに驚かれ、店頭で購入される方が後を絶ちません。
今回ご紹介するのは、「新じゃが」です。
和歌山県は1年中温暖な気候なので、冬場にレタスがとれたり、菜の花がとれたりします。
(なんと、お正月頃に蚊まで飛んでいるのです。)
この温暖な気候を利用して二毛作をしている農家が多く、田植えの前に収穫期を迎える新じゃがは本当に美味しい。
全国の皆さん、新じゃがは秋だけじゃないんです!
たまな農園でも1月から植えつけたじゃがいも、「きたあかり」がやっと収穫になりました。
冬の間と春先にびしっと寒い日が何日かあるのですが、それを乗り切るために、
ビニールとワイヤーで「トンネル」を作ってじゃが芋の若芽を守ります。
▲真剣に作業してます!
この「トンネル」難しくなさそうに見えますが、やってみると本当に大変。
ご近所の方は紀南弁で「だいぶ辛抱したあるなあ」と褒めてくださってました。
共通語でいうと「だいぶ苦労したなあ」でしょうか。
苦労して育てたじゃかいも収穫のとき!
やはり収穫の時は自然と笑みがこぼれます。
こちらが掘りたてほやほやのじゃがいも!
このじゃがいもを、オリーブオイルでじっくり揚げてみました!
掘りたてのじゃがいもは水分が多いので、外はカリッと、中はとろっとした、まるで「生ポテチ」になりました!
もちろん肉じゃがや、ポテトサラダ、カレー、コロッケなどにもお使いいただけます。
また、光の当たらない涼しい場所で1~2ヶ月保管すると、水分が抜けて、ホクホクとしたじゃがいもになります。
保管してからの味の違いもぜひお試しいただきたい!
たまな農園の謹製じゃがいも「きたあかり」3kgと5kgがあります。
サイズ混合ですのでご了承ください。