ぶどう畑を見て回ったあと、今度はプルーン畑に案内していただきました。
この夏の天候不順で実割れしてしまったり、病気になってしまったりする実が出てくるので、そういう実を取り除いておかないと、次々と悪くなってしまうのだそうです。
お伺いした日はちょうどその作業の真っ最中。オイソガシイトコロシツレイシマシタ…。
プルーンの木に梯子をかけて悪くなっている実がないか、丁寧に確認していきます。
畑には沢山のプルーンの木があるので、これを全部見て回るのは気が遠くなる作業です。しかも今日やったから明日は見なくて大丈夫というわけではなく、自然との戦いですから毎日のようにこの作業が続くのですから大変です。
まして、頑張って育ててきて実も大きく成長してきて、出荷も間近となれば気が抜けない作業です。
出ました!!!
カナブンです。プルーンが実割れして果汁が零れてるところへ集まってきます。カナブンだけではなく、カブトムシが大集合することもあるそうです。
子供なら喜んで捕まえるところかも知れませんが、これも畑には大敵なのです。
病気の菌を足に付けて、畑のあちこちをブンブン飛んで回られると、病気が広がってしまいます。
カネト園の利根川さん夫妻。梯子に昇って作業するのはお父さん、下からあれこれ指示するのがお母さん、というように役割分担できているのかな?
お二人のやり取りは軽妙な夫婦漫才を見ているようです。笑
「まだちょっと味がのってないけどねぇ…」と言いながら、「これは○○」「これは○○」と品種の説明をしながら、食べられそうな実をもいでくれました。農薬を使わないカネト園さんの作物は、表面の汚れをササッと落とすだけでそのままガブリと食べられます。
出荷にはまだ少し早い実らしいですが、それでも十分甘くて美味しかったです。役得ですね。
それにしても食べ過ぎました…。汗
<その③に続く>