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長い時を経て、自然に寄り添った暮らしの中で沢山の種類の野菜が生まれてきました。
種は誰かの手から手に渡され、その風土や地域になじんだ野菜となり、各地で色々な名前がつけられました。
それが、在来種・固定種と呼ばれる野菜たち。
収穫を最優先に考えれば、種を採るというのは非常に面倒で大変な作業。そのため現代農業には、種を採るということは仕事に含まれません。
いま在来種・固定種の野菜は消え失せようとしています。
現代農業では、収穫量が多く、形も大きさも揃いやすく、病気に強く、種をまく時期の幅が広く端境期にも生産ができる、F1種(first filial Generation)の野菜が主流です。
育てた作物から種を採り、その土地の気候や風土に合わせた種を継いでいく多種多様な在来種・固定種と呼ばれる野菜は、日本に流通する野菜のなかで1%もありません。
農業の近代化を背景に、収穫を優先して改良されたF1種の野菜は一代限りで自家採種ができません。
種を採って育てても同じようには育たないのです。
種は農家から遠いところに行ってしまいました。
種は種屋から買うもの。種は種苗会社が作るもの。農家は種と関わらなくなってしまったのが現代農業です。
さらに今後は、遺伝子組み換えという種子汚染、大手外資企業による種の独占等が懸念されています。
長崎県雲仙の竹田竜太さん・真理さん夫妻が「私たちは命を残さない野菜を食べている」という言葉と出会ったのは、お子さんを出産してすぐの頃。
それ以来、命を繋ぐ種採り農家の道を志し、地元・雲仙で約30年もの間、在来種・固定種の種を守り続けてきた岩崎政利さんに師事し、岩崎さんの種を継ぐべく若手農家を中心に結成した「雲仙たねをあやす会」のメンバーの一人として、年間60品目ほどの在来種の野菜を露地で栽培しています。
自分の子供のためにという枠が外れ、今、沢山の人や子供たちに食べてもらいたいと、そして誰でもが安心して食べられるよう、農薬や化学肥料を一切使わず自然に寄り添った農業に取り組んでいます。
在来種の野菜は見慣れない野菜も多いため、さぞ料理するのが難しいだろう、と思われがちですが実は簡単。
なぜなら野菜自身の美味しさが詰まっているから。
味が濃く、複雑な味わいは、蒸す・焼くだけで味わい深く、ドレッシングや調味料をあまり必要としません。
竹田かたつむり農園の無農薬野菜セットは、在来種の野菜を中心に旬のお野菜6品目を詰めてお届けします。
お届けするお野菜の内容と、それぞれのワンポイント調理法を「かたつむり通信」でお知らせしています。