自然派ワイン |
---|
カスティーリャ・イ・レオン(Castilla y Le?n)は、スペイン国内のワイン産地として近年最も注目を集めている産地のひとつです。
中でもマドリッドから西へ50kmほど走ったグレドス山脈の山間地は、高標高で花崗岩質土壌という好条件に恵まれ、ガルナッチャの地として知られています。
グレドス山脈北部、グレドスの中でも特に標高の高いアビラ県のエル・バラコという村に、1956年に創業した協同組合ボデガ・ドン・ファン・デ・アギラがあります。
山間の細分化された小さな区画が多く、大企業の参入による工業化が入りこまなかったため、今でもほぼすべてが手作業という伝統農業が続けられています。
約200件の農家さんにより、約90ヘクタールの畑のほぼ全て株仕立ての平均樹齢50年〜100年という古木を、有機農法でぶどうの栽培をしています。(硫黄のみ散布)
以前はバルクワインが主流でしたが、若手の情熱を持った作り手、ダニエル・ラモスさんをワインメーカーに迎えて、ナチュラルワインの醸造を始めました。
エル・バラコ村の周辺のエリアは、花崗岩質土壌と砂・粘土・泥土が混ざった砂岩に花崗岩が混ざる土壌が特徴的。
日照量も豊富で年間の降水量も平均400mmほどと少なく乾燥したエリアです。
昼夜の温度差も非常に大きく、高標高でも日中は30℃を超えることもざらで、朝晩は10℃以下まで下がります。
こうした気候・環境の影響で、糖が急激に上がりがちなガルナッチャも、ゆっくりと糖度を上げることで酸を保つことができます。
熟度の高い果実に酸が残ることで、フレッシュさのあるワインが出来上がるのです。
古木のため4,000kg/ヘクタールと超低収量かつオーガニックというクオリティの高さからはあり得ないコストパフォーマンス。スペインで最も権威のあるワインガイド「ペニンガイド」で最高コスパ五つ星を何度も獲得しているスルうまガルナッチャ。
赤系果実とフレッシュハーブの爽快感が心地よい、すっと口いっぱいに広がる酸の伸びがあり余韻が長い。
選果、除梗、24時間マセラシオン、伝統あるセメントタンクで人為的介入を最低限に醸造しています。(2017年は亜硫酸塩無添加)
商品名/年号 | ガスナタ(赤) 2017年 GAZNATA |
ボディ(軽め1〜7重め) | ミディアムボディ(5) |
生産者 | ボデガ・ドン・ファン・デ・アギラ BODEGA DON JUAN DE AGUILA |
生産地 | スペイン カスティーリャ・イ・レオン |
タイプ | 赤ワイン |
品種 | ガルナッチャ |
ビオの区分 | ビオロジック(有機栽培) |
栓 | コルク |
アルコール度数 | 14.5% |
内容量 | 750ml |
ワインの色調は、赤紫がかったチェリーレッド。
香りは、ブラックチェリー、スミレ、下草、馬小屋臭、揮発酸とワイルドな香り。この馬小屋臭、揮発酸の香りは、人にとっては、苦手な人がいます。
味わいは、やや力強く。スペインらしい乾いた感じや太陽の恵みをダイレクト受けた濃厚な果実味。程よい酸味と収斂性のある細かなタンニンがある。味わいにも香りと同様にワイルドな風味がある。
料理のペアリングを考えるとワイルドな料理、豚の味噌焼き、ウオッシュチーズ、ウナギの蒲焼、味噌カツ。
飲む温度帯は、赤ワインの適正温度16℃〜20℃。冷やし過ぎに注意。
このワインは、スペインの暑い場所で温度管理しない醸造のため、微生物由来の酢酸系の香りとブレッドがワインに出た。これは、人によっては、好ましくない風味ととらえる人も少なくない。
ただ、ワイン全体の風味に対してこの香りが若干ある場合には、複雑性を感じさせる。そのため故意的につける生産者もいる。この複雑な味わいを高評価する人もいる。人それぞれの感性に委ねられ難しいワインである。
テイスティングコメント
瀬戸 敦司 Atsushi Seto
【送料区分の変更について】
添加物を極力控えた造りの自然派ワインのため、6月〜9月の4か月間は、商品の品質保持のためにクール宅配便を使用いたします。送料規定もクール宅配便の規定に準じますので、4,980円以上のお買い上げ送料無料となります。
クール配送便を使用する場合は、温度帯の異なる商品との同梱はできません。
スペイン,無農薬,ビオディナミ,オーガニック,ビオダイナミック,減農薬,ビオロジック,ナチュラルフード,カスティーリャ・イ・レオン,たまな食堂,エル・バラコ,グレドス,ナチュラルワイン,ビオワイン,自然派ワイン,ヴァンナチュール