京丹後産 |
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京都府京丹後市。海に囲まれた砂丘地帯が広がる久美浜町で出会った、的場さん親子が作るメロンは、収穫できる時期が極めて短く、本当に美味しい食べごろも収穫からわずか3日程度と短いため、ほとんどが地元で消費されるだけで、全国に出回ることのない希少なメロン。まさに「まぼろしのメロン」
原種のメロンに近く、柔らかい果肉にキレの良いクリアな甘みを持つ、まぼろしのメロン「新芳露」と、上質で芳醇な甘みの希少な新品種「黄美香」
いずれも品種の個性が特徴的なメロンですが、的場さん親子のそこまで?と驚くほど徹底的に管理された栽培方法と、京丹後の砂丘独自の水はけのよい土壌によって、さらに甘みと旨味がギッシリ詰まったメロンに出来上がっています。
「メロンが育つためのお手伝いをしてるだけ」
「作物は言葉を話さない。だから毎日注意深く成長を見ながら、いま何を必要としているのかを感じるようにしている」
「メロンを育ててるというより、できるだけメロンが自然体で育つような環境を作って、自然の中でスクスクと成長できるような手助けをしてあげている、と言ったほうがいいかな」
メロン農家となって40年以上、毎日メロンを見続けてきた的場良一さんの言葉です。
そしてその姿勢は、後を継ぐ長男の正修さんにも引き継がれています。
「良いメロンができるかどうかは、苗の出来で8〜9割方決まる」と語る的場さん親子のこだわりは「播種」から始まります。
良い苗を育てるために、種まきも安易には行いません。一粒一粒、種の向きを揃えて植えます。
それによって、苗が伸びてくる方向と葉の伸びる間隔を一定にして、葉が重ならないようにして、全ての苗に均等に日が当たるようにしているのです。
苗への水やりは、毎日の天候に合わせて「水の温度」「水の量」を調整しています。
一本一本の苗に同じ条件で水やりが行えるように、ポットの一つ一つにジョウロを使って水やりをします。
与える水の量は、cc単位で調整している、というほどの大変な手間のかけようです。
一般的な農家さんでは、25日程度で定植しますが、的場さん親子はこれを約45日かけて行います。
苗が死んでしまうギリギリの温度で、ゆっくりと長い時間をかけて育てることで、丈夫な苗に育ちます。
種苗店で購入できる苗の根っこは、太い一本根がトグロを巻いているものが一般的ですが、的場さんの長年の経験から、病気や天候の変化に強く丈夫に育ち、美味しいメロンにするためには「霜降りの根っこ」にするのが良いそうです。
まるで霜降り肉のように、沢山の細かい根っこがびっしりと張っている状態を、「霜降りの根っこ」と呼んでいるのです。
意外とメロンが苦手…、という方が少なくないようです。メロンを食べると舌がピリピリするとか、のどがイガイガするとか。
そういうメロンのことを電気メロンと言うのだそうです。
電気メロンになってしまう原因は、メロンに含まれる硝酸塩の高さ。弱い苗からメロンを育てようとして、化学肥料を沢山与えてしまうと硝酸塩の高いメロンができあがってしまうのです。
メロンのビリビリ・イガイガが苦手で、、、とメロンを敬遠している方は、強い苗から育てた的場さんのメロンをぜひ味わってみてください。
潮の満ち引きには月の引力が影響している、ということは一般的に知られています。
同じように、地球の周りの星の動きが、地球上の作物に栽培にも実は大きな影響を与えている、ということを研究しているのが農事気象学。
的場さんは、この農事気象学を学びメロン栽培にも活かしています。
月の満ち欠け、金星の動き、太陽の黒点の数、などなど。
これらを観察することで、作物の生長に悪影響を及ぼすリスクを回避したり、作物が生長しやすいタイミングを読んで栽培に活かしているのです。
星の動きで戦略を練るなんて、まるで戦国時代の軍師のようですね。
実は今回の取材をさせていただいた日は、この時期にしては暑すぎると感じるような晴天。
徹底した管理にこだわる的場さん親子ですので、思いがけない好天にテントの温度管理が必要となったために、お父さんの良一さんは忙しく飛び回っておられて、代わりに息子さんの正修さんにお話を伺っていました。
「全部オヤジの受け売りなんですけどね」と照れながら的場農場のメロン栽培について語ってくれたのですが、作業を終えた良一さんが途中から取材に合流して話し始めると、いま正修さんが語ってくれたことをそのまま話してくれました。
お父さんと息子さんから、同じ話を二度聞くことになったわけですが、これってスゴイことですよね。
40年、メロンを見つめ続けたお父さんの想いが、そのまま息子さんに受け継がれている証拠です。
お二人が並んだ写真を撮らせてもらいつつ、素敵な親子だなぁとシミジミ感じました。
香り豊かで甘くとろける食感。極めて旬が短い「幻のメロン」
外皮のギリギリのところまで美味しく食べられるのも特徴です。
出荷予定:2023年7月中旬〜7月末予定
新芳露メロンの美味しい食べ方
メロンが黄色く色づいてから、冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。
冷蔵庫で保存すると、果肉が柔らかくなり、いっそう風味が増し美味しくいただけます。
上質で深い甘味と芳醇な香りが特徴の新品種メロン。
砂丘独自の水はけのよい土壌が、深い甘味のメロンに育てました。
出荷予定:2024年7月末〜8月中旬
黄美香メロンの美味しい食べ方
メロンの皮の網目が白色から茶褐色に変化したら食べ頃サインです。
冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。
京丹後の砂丘地帯で、昔から作られてきた砂丘メロンの代表的品種。
口当たりの良い甘さが特徴です。今年も無事にすくすくと育ってくれました。
出荷予定:2024年7月末〜8月中旬
市場小路メロンの美味しい食べ方
常温で数日置いていただき、冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。
的場さんご夫妻の素敵な笑顔。今年も美味しいメロンをお願いします。
ご注文の前にお読みください
1.お届け日の指定はできません。
果実の生育状態を見ながら、一番良い状態で収穫してお届けしていまので、商品のお届け日の指定ができません。
<<出荷予定>>
新芳露 … 2024年7月中旬〜7月末
黄美香 … 2024年7月末〜8月上旬
※市場小路は、黄美香とのセットのみの販売です。
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商品の性格上、いかなる理由においても、出荷後の注文のキャンセル、お届け後の返品については承れません。長期のご不在等で商品をお受け取りいただけなかった場合も、ご返金できませんので、ご了承ください。
5.商品のお届けは、ゆうパックを利用します。
商品はゆうパックでお届けいたします。(地域によりヤマト運輸を使用する場合もございます)
商品名 | 京丹後産 砂丘メロン |
生産者 | 京都府京丹後市 的場農場 |
栽培方法 | 農薬:5割削減 化学肥料:7割削減 |
内容量 | 新芳露1玉/2玉 黄美香1玉/2玉 黄美香・市場小路セット各1玉(合計2玉) |
保存方法 | 常温で保存して、熟して召し上がる前に冷蔵庫で冷やしてください。 |