紀州・熊野 |
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紀州・熊野地方での養蜂の歴史は古く、平安時代まで遡ります。
江戸時代の記された文献(日本山海図会)にも、熊野の蜂蜜が一番であると記載されています。
古座川源流部の松根北部で蜂蜜採取が行われていたとされ、ニホンミツバチの生態に寄り添った伝統的養蜂が受け継がれてきています。
品質も高く採取量も少ない“熊野はちみつ”は「幻のはちみつ」とも言われ高級品として取り扱われてきました。
古座川山間部の大塔山系の原生林が残る深山の、源氏落人伝説もある山里・平井地区。120人ほどの小さな集落で、和歌山県でも最もお年寄りが多いところです。
日本屈指の清流古座川のほぼ源流部になり、川にはアユ、アマゴ、ウナギなどが泳ぎ回り、特別天然記念物のオオサンショウウオも見ることができます。
この周辺では、豊かで自律的な暮らしを作るために循環型農業を心がけ、農薬散布を行わないなど、人や生き物、環境に配慮した農業を行っています。
そうした農家さんが、情報交換を常に行い、養蜂の技術も継承し、地域ぐるみで日本在来種であるニホンミツバチを大切に育てています。
ニホンミツバチは、3キロ四方で活動し、約104種類もの古座川の森の「木の花のみつ」を集めていると言われています。
そのため、多くの種類の花から採蜜された、様々な花の蜜が混ざった、深みのある甘さが味わえる希少なはちみつができあがります。
養蜂のために明治以降に導入され家畜化されたセイヨウミツバチと異なり、ニホンミツバチの多くは自然の山々に生息している野生のミツバチです。
環境が気に入らないと、すぐに群れごと引っ越してしまう性質があるため飼育が難しく、セイヨウミツバチに比べると一生のうちに集める蜜は1/5程度で、商業ベースで養蜂されることは極めて稀です。
セイヨウミツバチには訪花の一定性というのがあり、主流蜜源の開花が始まると、その種類の花ばかりに集中して蜜を集めます。
ニホンミツバチはそうした傾向はなく、同時に多くの種類の花から蜜を集めます。様々な花の蜜にみつばち花粉なども混ざり、やや濁りのある色合いに、粘りがあり濃厚な味わいが特徴です。
木の洞などに巣を作る野生のミツバチの習性を利用して、「ゴーラ」という杉の丸太をくりぬいて作った巣箱を山の所々に置いて、ニホンミツバチを住まわせます。そして一年に一回、夏場の時期に採取します。
ニホンミツバチが越冬できるように、巣を全部採りきることはせず半分残して切り、切り取った巣から滴り落ちる蜜を集めます。
環境が気に入らないと群れごとゴーラから居なくなってしまったり、採れるはちみつの量も安定しないという苦労も多く、それだけに希少なはちみつと言えます。
はちみつは砂糖よりも低カロリーな天然甘味料というだけでなく、様々な栄養成分を含んで健康と美容に効果的な、まさに総合栄養食品といえます。
はちみつの主成分はブドウ糖と果糖です。ブドウ糖は身体に吸収されやすく、すばやくエネルギー源として活用されるのが特徴です。
はちみつには、お腹の調子を整える働きがあります。ミツバチは、花の蜜を採取して体内に取り込み、酵素の働きにより濃度を高め、花粉をはちみつにしています。はちみつは、腸の雑菌を抑えてビフィズス菌を増やし、腸の調子を整えるのです。
カロリーは、砂糖(100g)の365kcalに対して294kcalと低く、甘み自体も砂糖よりも強いため、使用量も少量で済みダイエットにも効果的なのです。
さらに、強い殺菌効果も特徴です。殺菌だけではなく菌の繁殖を抑制する効果や、粘膜を保護する効果もありますので、咽喉の炎症、痛みを和らげてくれる効果も期待できます。
はちみつには、ボツリヌス菌が含まれていることがあります。一歳未満の赤ちゃんや乳児が摂取しますと、乳児ボツリヌス症を発症する恐れがあり、中毒症状により最悪は死に至る恐れがありますので、絶対に摂取させないようにご注意ください。
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品名 | はちみつ(日本みつばち) |
原材料名 | はちみつ(国産) |
内容量 | 110g |
賞味期限 | 2027年8月 |
保存方法 | 直射日光を避けて常温で保存してください。 |
栄養成分(100gあたり)[推定値] | エネルギー 294kcal たんぱく質 0.2g 脂質 0.0g 炭水化物 79.7g 食塩相当量 0.0g |
注意事項 | はちみつには、ボツリヌス菌が含まれていることがあります。一歳未満の赤ちゃんや乳児が摂取しますと、乳児ボツリヌス症を発症する恐れがあり、中毒症状により最悪は死に至る恐れがありますので、絶対に摂取させないようにご注意ください。 |