和歌山県産 |
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イセヒカリは、コシヒカリの突然変異により生まれたお米です。
伊勢神宮の神様に奉納するための田んぼ=神田で育てていたコシヒカリが、台風の影響を受けてほとんどが倒伏してしまった中で、たった2株だけが倒れずに残りました。
その2株をルーツに育てたお米がイセヒカリで、コシヒカリよりも茎が太く垂れにくく、病気にも強いという特性があります。
イセヒカリが「神様のお米」と呼ばれる所以です。
イセヒカリの不思議さは、コシヒカリの突然変異で生まれたお米にもかかわらず、コシヒカリとは全く異なる(まるで真反対な)特徴を持っているところです。
現在主流になっているのは、コシヒカリに代表されるモチモチ柔らかく甘みが強いお米です。
お米のモチモチ加減は、デンプン質の違いによります。お米のデンプンは「アミロース」と「アミロペクチン」という二つの種類によって構成されています。
もち米は100%アミロペクチンで構成されていて、それにより粘りと甘さが強調されます。
コシヒカリなどのモチモチ系のお米に含まれるアミロースの割合は15%前後ですが、それに対してイセヒカリは20%前後と高くなっています。
アミロースとアミロペクチンの構造の違いは消化吸収にも影響します。
アミロースは、同じ時間でのブドウ糖の吸収量を抑えることができるたため、イセヒカリのような「高アミロース米」は、食後の血糖値の上昇が緩やかで体への負担が少ないお米と言えます。
そんなイセヒカリの味わいは、コシヒカリの旨みは残しつつ。米粒にしっかりとした弾力がありサラリとしています。
冷えても美味しいお米で、毎日食べても飽きない美味しいお米です。
少し固く感じるくらいのお米が好き、柔らかくモチモチしたお米が苦手という方には特におすすめです。
当店でご紹介しているイセヒカリは、西浦 隆さん・はるみさんご夫妻が、和歌山県・熊野三山のひとつ熊野本宮大社からほど近くの、緑豊かで水がきれいな自然環境に囲まれた田んぼで育てています。
農業を始めた当初から現在にいたるまで、自分たちが田んぼをしていることで、少しでも水や土がきれいになればと考えて、農薬も除草剤も使いません。
化学肥料も動物性の有機肥料も一切使わず、できるだけ「自然のまま」にこだわっています。
沢山の生き物で溢れる自然と共生しながら「神様のお米」を育てています。
※まこもたけの田んぼに立つ西浦 隆さんとはるみさん。
名称 | 玄米 |
産地 | 和歌山県 |
栽培方法 | 農薬 :不使用 除草剤 :不使用 化学肥料:不使用 |
使用割合 | 10割 |
内容量 | 2kg(1kg×2) 5kg 10kg(5kg×2) |
保存方法 | 冷暗所で保存してください。高温になりますと虫やカビが発生しやすくなりますのでご注意ください。 |
生産者 | くま野良 西浦 隆 和歌山県田辺市本宮町伏拝 |